とかく狭いと言われているLCCの座席。
・・・本気で狭かった。
例えて言うと、路線バスの座席と同じレベルって感じ。幅は普通の飛行機と変わらないけど、前後は腰を引いて座っても男性の場合は膝が完全に前の席に当たります。下手すると前の席にめり込むぐらい膝が当たるので、万が一前の席がリクライニングでもしてきたら、怪我するかも?というレベルでした。
基本、それを見越してあまりリクライニングをする人は多くないですが、中にはこの狭いにもかかわらず、後ろの席の人に何も言わずにリクライニング全開という人も・・・
『那覇空港でのLCC受付と搭乗』でも綴りましたが、とにかくマナーが悪い乗客が多いので、こういう輩も多いようです。安かろうマナー悪かろうのレベル。一言言えばトラブルにもならないのにね。
ちなみにエアアジアには通常より「+1200円」払うと赤色の「ホットシート」に座ることが出来ますが、これがくせ者。追加料金を払っても座席の前後が広い席はわずか3列。「1列目」「12列目」「14列目」のみで、他は見た限りは通常シートとなんら変わらないシートの狭さ。確かにシート自体は座り心地がいいのかもしれませんが、そもそも乗客が望むのは足下の広さだと思います。
「+1200円」までして狭いシートには座りたくないですよね。
しかもその足下が広めのシートのうち「12列目」と「14列目」は非常口がある場所なので、確かにシートの足下は広いですが窓側に座っても外の景色はあまり期待できないのかも?まぁLCCに乗って外の景色がどうだという感じじゃないかもしれないのですが、結局、追加料金を払って乗る意味があるのは「1列目」だけかと思います・・・。
ちなみにエアアジアでホットシートではない通常の座席を指定すると「+300円」ですが、その座席指定をしていてホットシートへ変更する場合は、通常はその差額だけで済むのですが、エアアジアではもちろん先に払った300円を放棄して追加で+1200円になるそうです。
あと座席指定しないと基本的に後方座席にされるようで、「+300円」の座席指定をすると前方にも座れるようです。なので座席指定をしないで座っている後方の乗客のマナーが特に悪く、先の『那覇空港でのLCC受付と搭乗』でも綴った座席を守らない輩がとにかく多いので、LCCで快適さを求める場合は、最低でもこの「+300円」は必須かと思います。それでもマナーが悪い乗客は前方座席で空いている席があれば勝手に移動し、しかも後ろの乗客にお構いなくリクライニングしてきますからね。
どのみちマナーのいい乗客はLCCにはあまり居ないようですね・・・
ちなみにそのホットシートで予約すると、搭乗は最優先にできますが着陸後は優先は無し。前方のホットシートなら必然的に早く降りることが出来ますが、中盤の12列目や14列目だと優先して降りることは出来ません。
また成田空港だとホットシート予約者は最優先で搭乗させてくれ、さらに飛行機までのバスもホットシート専用になってもちろん最優先で飛行機へ行くことが出来ます。でもバス移動でも着陸後はホットシートか否かは関係なくバスにすし詰めになるみたいです。
なので成田着の便でホットシートの意味はあまり無いような気がします(那覇での搭乗はボーディングブリッジだし、着陸後は優先関係なくバス移動)。強いて言えば足下が広い「1列目」だけは費用対効果があるかな?というレベルかと思います。
あと驚いたのは機内誌。
英語版じゃん・・・
確かにエアアジアは国際線がメインなのはわかりますが、明らかな国内線に英語版の機内誌を置いても誰も読まないって・・・。広告効果とかも英語版じゃ全く得られないと思いますし、そもそもその広告も国内ではなく海外のものなので、この機内誌は国内線では全く意味をなさない気がします。機内誌って広告効果はかなりあるものなんですが、これを日本語版にして物販にも心がけた方が結果的に収益にプラスになると思いますけどね。まぁ雑誌を編集・印刷するのにお金はかかりますが、発刊頻度を長くすればいいだけなので、どうかこの機内誌ぐらいはまともなものにして欲しいです。
しかもものすごいボロボロで破れた機内誌ばかりで、あれなら置かない方が良いのでは?破れた紙面で機内が汚れると思いますよ。
そしてLCCの稼ぎどころの機内サービス。簡略化に伴う有料機内サービス。
わかりますが、あまりに頻繁に通路を往来するので、通路側に座っていると何度も腕にカートをぶつけられました。もはや通路側もメリットは無いLCC。かといって窓側はさらに狭いし、中席は両側に乗客がいるので落ち着けないし、どこに座っていいのやらって感じです。
ちなみにその有料機内サービスですが、正直なところあまり利用されていません。
エアアジアは機内での飲食不可なんですが、みなさん持ち込んで平気で飲食しています。
ここでも結局マナーの悪さが出ているんでしょうね・・・
私は飲食不可と聞いて、食事は搭乗前に済ませましたし、飲み物も必要な水分は搭乗前に飲んで機内での飲食をしないように心がけましたが、これじゃ正直者は馬鹿を見る状態。先の『那覇空港でのLCC受付と搭乗』でも手荷物のサイズも規定の大きさや重さを平気で超えたものを持ち込むし、LCCは安いのはいいですが、あまりに乗客のマナーが悪いので別の意味で気分が悪くなります。
飲食不可とか、機内持込荷物のサイズを規定するなら、それなりにきちんと制御してほしいものです。
結果、機内持込荷物のサイズオーバーにより荷物の積み込みに手間取って通路が大渋滞になったり、飲食をすることによって機内が汚れればその掃除する時間だけロスになると思います。そして便の遅延に繋がり、運行そのものへの影響も出てくると思います。
LCCだからといって何もかも中途半端にするのは良いとは思えません。
やるならやる。やらないならはなから規定しない。
この中途半端さが結果的に飛行機の遅延を招き、顧客満足度を下げるだけだと思うんですけどね。
ちなみに機内そのものは飛行機が新しいのでとてもキレイですが、先のマナーの悪さと中途半端な規定のままだと、汚れるのもあっという間かもしれませんね。
ただエアアジアのCAさんはみなさんお綺麗でしたね(笑)。スカイマークのCAのような「普通のOLさん」という感じではなく、いかにも「CAさん」という感じでCA好きな方には良いかもしれません(笑)。しかも機内が狭いので通路側に座るととても近くを通りますからね(笑)。
まぁLCCに乗る目的は「安さ」だと思いますけどね^^;
個人的にはCAさんにはあまり興味ないので、今後乗る機会がある場合は必ずホットシートの1列目で、通路側以外を選択します。通路側は頻繁にカートが行き交うので落ち着けませんからね。まだ挟まれた中席の方がマシかも?
ちなみにそのホットシートですが、さすがに追加料金が必要なので予約時も実際の搭乗時もガラガラです。ただ1列目はさすがに埋まっていることが多いですが、足下が狭いその他の席はほとんど利用されていない感じでした。
とりあえずエアアジアに乗る場合、おすすめなのは以下のような感じかと個人的には思います。
・最安の価格帯で予約して+1200円してホットシートにする。
・ホットシートは必ず1列目。広さだけを求めるなら12列目か14列目。
・最低でも座席指定して前方の席を確保する。
・機内誌は無いものと考えて機内で読む本を持ち込む。
・飲食は禁止なので事前に済ませておく。
・カートが行き交うので搭乗中になるべくトイレに行かないようにする。
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1.LCCエアアジア沖縄便『那覇空港とのアクセス』
2.LCCエアアジア沖縄便『那覇空港でのLCC受付と搭乗』
3.LCCエアアジア沖縄便『エアアジアの機内』
4.LCCエアアジア沖縄便『成田空港から都心へのアクセス』
5.LCCエアアジア沖縄便『都心から成田空港へのアクセス』
6.LCCエアアジア沖縄便『成田空港でのLCC受付と搭乗』
7.LCCの午前6時台の成田発に搭乗する方法
8.LCCジェットスターとエアアジアの乗り比べ
※この内容は個人的な見解もありますので予めご理解願います。
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2012年09月28日
LCCエアアジア沖縄便『エアアジアの機内』
posted by 離島ドットコム管理人 at 09:55
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